【中】好きになりました、付き合ってください!!
「いきなり怒っちゃってごめんなさい」


そんなに謝ってくれなくても、俺は別に気にしてない。

むしろ、俺の方がバカだったかなとか考えてたし。




「でもね…?」


少し戸惑いながら、真里亜が何かを話そうとしてる。

でも?何?




「亮佑くんの誕生日、一番にお祝いしたかった」


ふと絡み合った視線にドキッと心臓が脈打つ。


「……わがままでごめんなさい」




俺はどこか、おかしいのかもしれない。




人で賑わう休み時間。


こんな廊下のど真ん中で、真里亜を抱きしめるなんて。




……好き過ぎて、おかしくなったのかもしれない。
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