【中】好きになりました、付き合ってください!!
嫉妬*真里亜
ドキドキ…

ドキドキ…




「何か飲む?」


あたしの心臓はまだうるさいのに、亮佑くんはあっという間にいつも通り。


やっぱり亮佑くん……慣れてるんだよね。


そう考えると、RIKOの顔が頭に浮かんだ。


RIKOも亮佑くんと…。


「真里亜?」


嫌……だな。


過去が変えられないことは、よく分かってるのに。


狭い自分の心に息が詰まる。


「真里亜!?」


いつの間にか近くにきてる亮佑くん。


「何で泣いてんの!?俺!?」


今の亮佑くんは、こうやってあたしを見てくれてるのに。


あたしは酷い女の子だよね。


「ごめ…何でもないよ」


精一杯笑顔をつくってみる。




こんなあたし、亮佑くんに知られたくない。
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