【中】好きになりました、付き合ってください!!
「とりあえずさ、あたしと一緒にきてよ」


「は?」


「亮祐は今、珍しいものに目が向いてるだけよ。あたしといれば、自然にまたあたしを好きになるわ」


「……断るつったら?」


「そうね…、まずはあの子を学校に行けなくしちゃおうかな♪」


莉子の笑顔が不気味過ぎて変な汗が出る。




「今のあたしにはね?お金も地位も名誉もあるの。あたしの一言で何でも変わるわ。メディアの力は絶大よ?」


「……俺がお前といれば、真里亜に危害は加えねぇんだな?」


「もちろん。あんな女に興味ないし」


それから携帯も取り上げられ、事務所まで行くはめに。


今はこうするしかないと思った。




そして、最低限の家を離れる準備だけをさせられて外に出た。
< 190 / 244 >

この作品をシェア

pagetop