【中】好きになりました、付き合ってください!!
「あのー…すみません。他のお客様のご迷惑になりますので、どうぞお入りください」


「え?」


店長らしき人の声に4人で回りを見渡した。


「う…わ」


まじで注目の的って感じ!!


まぁ店の中だしな…。


「あー…亮佑座ろうぜ」


「だな」


知哉に言われて、俺も後に続いた。


「桜井さん、阿部さん…こっちへ」


後ろでさっきの二人が呼ばれたのを聞いた。




「おい亮佑〜、お前何考えてんの!?」


席に座るなり、できるだけ小さい声で…だけど興奮気味に知哉が言った。


「ん〜…いいかなって思ったんだけど」


「バーカ!!確かにかわいいけど、昨日の今日でいいのか!?」


そう言うのも分かるけど。


「……あの子の目、好きだと思った」


「…そっか。亮佑がそう言うなら……俺も止めねぇよ」


驚いた顔をした後、ニッて笑った知哉。
< 20 / 244 >

この作品をシェア

pagetop