【中】好きになりました、付き合ってください!!
ピンポーン


とりあえず、会ってみなきゃ分かんねぇ…そう思って家のインターホンを押す。




『はーい』


お母さんらしき人の声にドキッとする。


「あ、あの…夜分遅くにすみません。武田って言うんですけど、真里亜さんいますか?」


『真里亜?あー…、ついさっき出かけちゃったんだけど?』


「出かけた?」


『そうよ、何か男の子もいたみたい』


男…?


「……分かりました。ありがとうございますっ」


それだけ言って、また俺は走り出した。




男って…十中八九、尾田のことだ。


出かけたのがついさっきなら、まだこの辺りにいるはず…!!
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