【中】好きになりました、付き合ってください!!
「あ、真里亜。これ3番だって…って、真里亜!?」


麗奈に呼ばれてるのにも気付かなかった。

吸い寄せられるように、あたしはただ…歩を進める。




「あ、あの…!!」


「はい?」


声に気付いた男の子の瞳が、じっとあたしを捕らえた。

澄んだ瞳、スラリとした身長、長い足、程よくついた筋肉、サラサラの髪、綺麗な肌、優しそうな表情……。

何を取っても、文句なし。


あたしの王子様ですか?




トクン…




「あなたのこと…好きになりました、付き合ってください!!」


「はい…?」


「お願いします!!」


人生初めての告白に熱を込める。




「あー…はい。よろしく…?」
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