【中】好きになりました、付き合ってください!!
「ん〜…とりあえず帰りながら考えるか」


「え、もう帰るの?」


「もうだいぶ暗いだろ?」


真里亜ん家に門限があるかは知らねぇけど、付き合ったばっかなのに遅くまで連れ回すわけにはいかねぇし。


「もう少しだけっ」


「絶対駄目」


もしコイツに何かあったら、たぶん一番俺が困るから。

まだ付き合って少しなのに、どんどん惹かれてる気がする…。

それに……。




「ほら、手」


左手を差し出すと、膨れていた顔が笑顔に変わった。


「またこよーね♪」


握り返された小さな手に、小さな声で返事した。




まじ変わってるっつーか…変な彼女だけど、大切にしたいと思うんだ。
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