【中】好きになりました、付き合ってください!!
「信じられないというか…夢みたいで……夢に描いてた王子様と歩いてるって、不思議な気分なの」
あー……うざい。
「だから、急に我に返って緊張しちゃうみたい」
そういう理屈っぽいのよりさ、大事なことがあるだろ?
俺は繋いでいた手を放して、代わりに手首を掴んだ。
「わ…りょ、亮佑くん!?」
名前を呼ばれても返事なんかしない。
けどその分腕に力を込めた。
「さっきの願い決めた……しばらく動くな…」
「え…?」
……離してやんねぇ。
よくわかんねぇけど…急に抱きしめたくなった。
俺と付き合ってるって現実を感じさせてやる。
「真里亜は俺の彼女だろ?」
「…うん」
そしてそっと遠慮がちに俺の背中に手を回した真里亜。
俺の気持ちも少しだけ晴れた気がした。
あー……うざい。
「だから、急に我に返って緊張しちゃうみたい」
そういう理屈っぽいのよりさ、大事なことがあるだろ?
俺は繋いでいた手を放して、代わりに手首を掴んだ。
「わ…りょ、亮佑くん!?」
名前を呼ばれても返事なんかしない。
けどその分腕に力を込めた。
「さっきの願い決めた……しばらく動くな…」
「え…?」
……離してやんねぇ。
よくわかんねぇけど…急に抱きしめたくなった。
俺と付き合ってるって現実を感じさせてやる。
「真里亜は俺の彼女だろ?」
「…うん」
そしてそっと遠慮がちに俺の背中に手を回した真里亜。
俺の気持ちも少しだけ晴れた気がした。