【中】好きになりました、付き合ってください!!
「あー!!亮佑くんズルイっ」


落書き画面を見て、大声をあげる真里亜。


「は?何が?」


いきなりズルイとか言われても。


「あたしすっごい不気味な顔してるのに、亮佑くん爽やか笑顔じゃん!!」


「爽やか?……なんつーか…知哉の言った通りかも」


「え?」


ニヤけててキモい。

爽やかとは遠い。


「や、何でもない。早く書いて」


「亮佑くんは?書かないの?」


「俺無理。こういうの苦手」


「ヤダ!!亮佑くんにも書いてほしーい!!」


何回断ってもしつこく言ってくるから、仕方なく俺が折れた。


「これだけだぞ!?」


何書いたらいいのかわかんねぇし。

隣を覗くと、慣れたようにウキウキ笑顔でペンを走らせる真里亜。


……こっち見んなよ…?


下手な文字を画面にうつした。
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