【中】好きになりました、付き合ってください!!
うーん、うーん!!


むむむ。


どう背伸びをしてみても、見事に何にも見えない。




「真里亜?何してんの」


後ろから呆れた声がして、振り向いた。


「麗奈…」


麗奈は、はぁ〜っとため息を吐いた後……


「こっちきて。上からならチビの真里亜でも見えるでしょ」


って言って、体育館の2階に連れて行ってくれた。

2階とは言っても、狭い通路ぐらいのスペースしかない。


けど確かに……


「亮佑くんだ」


軽くドリブルをして、サッと相手を交わした。


カッコイイ…。


言葉通り、あたしは釘づけになった。
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