【中】好きになりました、付き合ってください!!
「お疲れ」


麗奈より先に店を出た。


9時過ぎの空はもう真っ暗。


なんか今日は疲れた…。


「夢だったら…よかったな」


ただの空想の世界だったら、辛いなんて思わずに済んだよね。


現実の恋…あたしにはまだ早いってこと?


ねぇ神様…答えてよ。




もう一度あの人に会わせてよ。







「……まりあ?」


突然呼ばれたあたしの名前。


声のする方を見て、息をするのも忘れちゃった。
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