【中】好きになりました、付き合ってください!!
とりあえず、伝えなきゃならないことがわかった。

でも真里亜に逃げられたままだと、それもままならない。


状況を察した麗奈ちゃんが『あたしに任せてください♪』って言ってくれた。




真里亜が少し落ち着いて、俺の話を聞いてくれるまで待とう。

逆にしつこくしても意味はねぇし。




「亮佑、今日のOB戦スタメンだって」


「まじ!?」


知哉の言葉に簡単に喜ぶ俺。

大好きなバスケをしてるときは、何も考えなくて済む。


久しぶりの先輩との試合、楽しむか。




放課後俺は誰よりも早く着替えて、シュート練習をした。


シュッ


調子は悪くない。


……そういえば、俺のバスケしてるとこ見たいって言ってたな。
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