ぼくとあたしの恋物語's

「甘くていい香り。
 バラみてーだ」


不意に離れた彼の唇がそう動いて。

すでにお風呂でのぼせ上がっているあたしの身体が、さらに赤く火照っていくのを感じたのだった。


*ヒトツまる*

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