ぼくとあたしの恋物語's
ふわわわ。

風が雪の精をさらっていく。
あたしの目の前で雪の精が華麗なダンスを繰り広げる。
ジェントルマンな風の君と甘い甘い雪の精たちが、一緒に踊ろうと手招きする。

その手に誘われるように身を起こしたとき。


「何してるんだい?」


大きな風が私の肩をなでた。
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