【合鍵2】あたしたち、まだまだ前途多難
「食べろよ」



眉を上げて言う。



……あたしの思いなんて、この人にはわかんないだろうな。




「ねぇ、あたしのどこが好きなの?」


気が付くと、あたしはモロ直球で塔也に聞いてた。



「ふがほんがほほ」


口の中になにやらいっぱい詰め込んでた塔也は、何か言いかけて失敗した。



「今何て言ったの?」


あたしは思わず吹き出す。
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