蒼空へのシュート  ~先生への想い~
体育館に入り、バッシュの紐を縛りなおしている先生の背中を見ながら、先生にとって私は大勢の生徒の中の一人でもいいと思った。


だって先生はそんな大勢の生徒達の中で私という個を見ていてくれているのだから。


ウォーミングアップで額から流れた汗は、本当に私の心の中にあった不安やさみしさを流してくれた。
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