蒼空へのシュート ~先生への想い~
『すごく、おいしいです。なのに、ごめんなさい。なんだか涙が出てきちゃった…愛しい気持ちになっちゃって…ケーキにそんな気持ちなんて変ですよね』
「ありがと。最高の褒め言葉だよ」
温かい笑顔で私を見つめてくれる稲葉さんの視線を熱く感じる。
「このケーキは蒼ちゃんのことを思って作ったんだ。蒼ちゃんの先生への気持ちや僕の思いを込めてさ、だから愛しく感じてくれたのはきっと、僕の気持ちが通じたからかな…」
『私の気持ちと、稲葉さんの気持ち?』
「…蒼ちゃんの先生への気持ちは変えられないことはよく知っている。でも、それでもいい。僕と付き合ってくれないかな」
『…』
「さっき、愛しいって言ってくれたでしょ。この苺は俺の実家の近くで採れた苺なんだ。
この味をそう感じてくれたってことは俺と少しは同じ気持ちがあるんじゃないかなって
さ、どう?考えてくれないかな」
稲葉さん…稲葉さんの優しさが心にしみ込んでくる。
こんな温かい気持ちに飛び込んだらどんなに自分がやすらげるだろうか…
こんな安らぎの中でいられたら…先生のことも…
「ありがと。最高の褒め言葉だよ」
温かい笑顔で私を見つめてくれる稲葉さんの視線を熱く感じる。
「このケーキは蒼ちゃんのことを思って作ったんだ。蒼ちゃんの先生への気持ちや僕の思いを込めてさ、だから愛しく感じてくれたのはきっと、僕の気持ちが通じたからかな…」
『私の気持ちと、稲葉さんの気持ち?』
「…蒼ちゃんの先生への気持ちは変えられないことはよく知っている。でも、それでもいい。僕と付き合ってくれないかな」
『…』
「さっき、愛しいって言ってくれたでしょ。この苺は俺の実家の近くで採れた苺なんだ。
この味をそう感じてくれたってことは俺と少しは同じ気持ちがあるんじゃないかなって
さ、どう?考えてくれないかな」
稲葉さん…稲葉さんの優しさが心にしみ込んでくる。
こんな温かい気持ちに飛び込んだらどんなに自分がやすらげるだろうか…
こんな安らぎの中でいられたら…先生のことも…