believe in destiny~絆~
「明日さぁ、樹里誕生日だろ!?
どこいこっか?」
「勇介はサッカーがあるでしょう!!」
「なんと、明日は樹里のために練習を休む事にしたのだぁ!!」
……………………………
なぜか沈黙
「うーん、それはうれしいけど、勇介サッカーの練習好きでしょ!?
だから樹里のために休んでくれてもあまりうれしくないなぁ」
思いがけない言葉がかえってきた。
そんなこといわれるなんて予想もしていなかった。
「そう?」
「うん、土曜日は練習休みでしょ!?
だから、あさっての土曜でいいよ」
「そっか、ごめん。
じゃあ土曜日にしよっか」
「どうして謝るの?
樹里はすっごくうれしいよ!
せっかくいろいろ考えてくれたのに、断ったあたしのほうこそ謝らなきゃ!」