believe in destiny~絆~
いやいやいや、何にもなくないでしょ。
すごくうれしいこと聞いたような気がする。


「樹里が俺の彼女になってくれるの!?」


「聞こえてんじゃん!?」

「本当に?」


「……うん」


「樹里俺のこと好きなの?」


「…………だからそう言ったんじゃん」


 
わかってる、樹里が冗談でこんなこといえるやつじゃないことくらい。


でも、こんなうれしいこと、ちゃんと樹里の口から聞きたいじゃん。

まさか、樹里からそんなこと言ってくれるとは思わなかったよ。



こうして、俺達は中一の冬から付き合い始めた。


いままでずっと、ラブラブだよ!!

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