believe in destiny~絆~
第1章 大切なモノ

最愛の人


「勇介、今日あたしと遊んでよー」

「だめ、俺彼女いるから」

「遊ぶくらいいいじゃんけちー」


こんな会話は日常茶飯事。


どうやら俺はもてるらしい。



でも、別にそんなことはどうでもいい。
というか、むしろもてたくなんてない。

俺には、彼女がいる。


その子にだけ好かれればそれでいいのに。



「勇介、けちけちすんなよー
別に遊ぶくらいいいじゃん!?」


「そんなこというなら、一哉先輩が遊べば!?」

「俺は遊びたいんだけど、女の子たちが相手してくれねぇんだよ!」

「切ないねぇ」

「うるせぇよ」


< 3 / 28 >

この作品をシェア

pagetop