恋の相手は男の子
私の顔を少し覗き込みながらヒサナリは微笑んでいる


「リナミ気にしすぎだよ!!一緒にいたいからいいの!!!」


「うん…」


私には友だちもいない


だけどヒサナリはこうやって私の隣にいる


いいのかな…?


いろんな事を考えているとヒサナリが手を握りしめてきた


ふと、ヒサナリを見るとヒサナリは海を眺めていた


「リナミは何も気にすることないし心配しなくていいんだよ」


ヒサナリがすごく大人に見えた
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