恋の相手は男の子
時々こっちを見ていつものように手を振ってくる

昼食休憩になるとヒサナリは友だちと一緒に私の元に来た


「リナミ〜見てくれてた?どこにいるかわかった?」

「わかったよ。手、振ってくれたから」


「リナミの弁当おいしそうだね。この卵焼きちょうだい!!」


弁当箱を差し出すとヒサナリは口を開けて待ってる


えっ!?


もしかして待ってる…?

「リナミ〜早く!!」


一つ口の中に入れてあげた


にっこり微笑んでいる


「うまい!!じゃまた後で」

そう言ってヒサナリは友だちと戻っていった
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