惚れたアイツにヤケドする?!
あたしの腕をつかむヒロを頼りに
学校の廊下を歩いていく。
廊下と言っても、ここは別世界に感じる。
「あっいたっ!」
ヒロが急に立ち止まるから
あたしはヒロの背中に顔面をぶつけた。
「いってぇ〜、何が居たんだよっ?」
ぶつけた鼻をおさえるあたしは
ヒロを覗いた。
ヒロは額をおさえる。
「違う。壁にぶつけたの。」
痛がるヒロについ笑ってしまった。
「かわいいっ。」
「うっさいっ///」
からかって言ったんじゃなくて、本音。
たまに見せるおちゃめさと可愛さがあたしの心をくすぐる。
「こっから、あたし先頭!」
そう言って、ヒロの手をつかんだ。
うーん、手を繋ごうとしたんだけど
つかみ方に失敗して上手く繋ぐ事ができない。
すると、ヒロの手がパッと離れたて思ったら
ギュッとあたしの手を握り直してくれた。
ヒロ…////
もぉ〜、大胆なんだからぁ〜!///