惚れたアイツにヤケドする?!
あたしVSあんた
「まっ、めぐの行動はKYでした♪
っていうオチで終わったんだねぇー。」
「うん…。結局、ヒロに迷惑かけちゃったし…。」
化粧も髪形もネイルもスカートも全部
いつものあたしに戻った。
≪めぐみはめぐみじゃないとらしくねぇよ。≫
あのセリフ思い出すだけで恥ずかしいや///
ヒロはまだ学園祭の準備や募金で忙しそう。
だから、あたしはずっと静かに見守っている。
でも、それって、あたしの面っぽくないじゃん?
「ねぇー、なんかヒロの役に立てることないー?」
「本人に聞いてみればぁ?」
「聞いたら"無い"って即答されたー。」
「うわぁ、言いそー。」
なんかないかなぁ〜。
あっ
「バンドに差し入れするとか!?」
ユキナは楽しそうに指を振る。
「先手あり。
バンドメンバーに迷惑がらせて
差し入り禁止になったよぉ。」
その先手の奴!なにしとんねん!!
「じゃあ、なにー?
ライブの時にデッかい声だして
盛り上げるとかー?」
「あー、それめぐの得意分野じゃんっ。」
あたしは彼女らしい事は出来ないのか…。