惚れたアイツにヤケドする?!
これがヒロのためになっていると思うと
胸が弾む。
だから、あっと言う間にチラシは平らげた。
「うぃ〜、仕事終了〜。」
「おつかれ〜。」
途中合流したユキナがポンッとあたしの肩を叩いた。
「あたし頑張ったよね?!
ヒロのために頑張ったよね?!」
肩を叩いた手は今度はあたしの頭を撫でる。
「おう!頑張ってた。」
嬉しい。
その一言で十分。
好きな人のためになるってこういう事なんだ。
今までの男じゃ味わえなかったもの。
ヒロは教えてくれた。
「うしっ!頑張っためぐに
焼肉おごったる!!」
「マジ!?肉〜!」
とっても良い気分だ。