惚れたアイツにヤケドする?!
「一線を越えるのはなし!
あくまで付き合ってる設定なんだから。
ちゃんと線を引こう。」
なにそれ。
この人、一線越えずに
あたしを口説こうとしてるわけ?
「じゃあ、あたしから一つ。」
あたしは肩の位置で人差し指を上げた。
「この事は自分のダチの一人にしか言っちゃいけない。
他の奴らには本当に付き合ってるって事で。」
彼はうなずいた。
さあて、凄い事になってきたぞ。
「じゃあ、明日からゲーム開始な!
彼女さん♪」
「うん、よろしくねぇ。
彼氏さん♪」
二人は笑っていたが
見えない火花が飛び散っていた。