Clean
2年の新しい教室に戻ると,騒がしい奴が1匹ドアの近くで誰かを探している。



「あー!!靖!!!やっとかよー。」


「はいはい。妬みは後でね。」


無表情で通り過ぎる。



「今日何人目だ!?マヂ有り得ねー。絶対俺のが良い男なのにー!!!」


頬を膨らませて叫ぶ。


「菊池は黙ってれば良い男だと思うよ。」


菊池が目を見開いて靖を見る。


「やっぱなー!!靖だけは解ってくれると思ったよー。」



高笑いしながらわざと周りに聞こえるような声で言う。


「黙ってればね。」


俺は笑顔であえて黙れとゆう事を強調してみた。

訴えが伝わったのか,菊池は消えそうな声で「また明日な…」と言って出て行った。




はぁ……………
うるさいの消えたし。
行くか。



靖は勢い良く立ち上がり,椅子を整列させて向かった――
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