Clean
第2章┼+理由+┼
携帯のアラームで俺の1日は始まる。


設定したのは6時。


なのに今は7時…。



………は??



「って,それどころじゃねー!!!」



急いで制服を着て,下に下りる。



「おはよ。」



「あら。靖。遅刻気味よ??」


母は天然な性格で怒ったところは一度も見た事がない。



「朝食べないんだからちゃんと食べてね??昼食。」


心配してる母に相槌を打ちながら母に目をやる。



…………………。



目の下には,わずかだがクマができ,朝食も進まない様子だった。




「早く行かないとバス間に合わないよ??」



微笑みながら言う母に俺は,笑顔を返した。



「いってきます。」



早足でバス停へと向かう。




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