最後の恋

入院

帰ってきた直ぐに

ひろ子は入院をした。

ガンはまだ初期の段階

だった為に抗がん剤と

放射線治療を行う事に

なった。

俺は毎日彼女の病室に

見舞いに行った。

「今日は早かったね。」

「ああ。仕事誠一郎に

押し付けてきた。」

「いいの?」

「ああ。誠一郎も

傍にいてやれって。

俺も近くでいたいから。」

「ありがとう。」と

彼女を抱きしめた。

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