最後の恋
来賓のお客様が

コーヒーが飲めない

事が知らなかった。

「コーヒーです。」と

渡していたら、

「お客様はコーヒーが

飲めないのよ。

紅茶がお好きでしたね。

申し訳ございません。」と

私の出したコーヒーを

持って出て行き

私も部屋から出ると、

コーヒーを掛けられた。

「あんたお客の好みも

知らないの!!

秘書失格だわね!!」

と半年も経たない私は

何もかも知らない。

やっと顔と名前を

覚えてきたばかり。
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