最後の恋
「誠一郎お帰り。」

「だだいま母さん。

兄さん、中村さんと

食事に行った事は

本当なの?」

「ああ。そうだけど

来週から中村が

俺専属の秘書になる。」

「小百合は大丈夫なの。

彼女の事いじめて

いるみたいだけど。」

「小百合がいじめに?

そうなの卓郎さん!!」

「小百合がいじめて

いるんです。俺の可愛い

秘書を。」

「そんなはずはないわ。

あなたを慕っているのを

分からないのですか!!」

「あんたが勝手に決めた

事なんだから。いやだったら

自分の息子を森と

結婚させたらどうですか?

いとこ同士ですし、何も

障害はありません。

それじゃ失礼します。」と

自分の部屋に戻った。
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