最後の恋
「すみません。

ハワイ会社の入社式って

始まっていますか?」

「ああ。始まっている。」

「どうしょう。」と

困っている彼女を

「どうぞ。こちらから

入って下さい。」と

誠一郎が彼女を

会場の中に入れた。

こんな大企業である

入社式に遅刻なんて

初めて見た。

俺はなんとなく

彼女の印象が残った。

これが初めての

出会いであった。
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