最後の恋
「兄さん。毎日何処に

行っているんだ?」

「お前には関係ない。」

「兄さんが毎日他の

女を抱いていると

知れ渡っている。」

「しかたないだろ。好きでも

ない女を抱けるか!」と

誠一郎に八つ当たりをした。

「兄さんの気持ちは

分かるけど・・・。」

「だったらお前が森を

抱いたらいいじゃないか。

お前は「なると」の令嬢を

抱いたのか!!」

「いいや。抱けない・・。

兄さんと一緒でひろ子さんを

忘れられない。」と

弟も一緒の気持ちだった。
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