最後の恋
「だったら卓郎さん

私と結婚・・・・」

「卓郎は小百合さんと

結婚しなくてもいい!!」

「叔父様?何をいうの?

私は卓郎さんを愛しています

なのに結婚を無しとは

分かりません!!」

「1つ聞いてもいいか?

卓郎と1度でも寝たか?」

「いいえ・・・。

けどいずれは卓郎さんも」

「無理だよ。ワシの頑固な

ところがそっくりだ。」

「私は卓郎さんを

愛しています!!」

「愛のない結婚をしても

小百合さん。君が辛いだけだ。

仮に結婚しても卓郎は

君を抱かないだろう。

そして毎晩他の女を抱くに

違いない。

ワシも家内が亡くなった時

そうであったからな。」

俺は初めて知った。
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