最後の恋
3年ぶりの再会だった。

「は===い」

「ひろ子。久しぶり。」

「卓郎さん・・・?

どうして????。」

「オヤジに聞いたんだ。」

「中に入って。」と

中に入った。

女の子らしい部屋だった。

俺は小さいテーブルの

所に座った。

ひろ子はお茶を入れて

向かいあって座った。

「どうしたの?」

「迎えにきた。

一緒に帰って欲しい。」

「だって森さんと

結婚したんじゃ・・」

「していない。あの時の

妊娠は嘘なんだ。

俺とお前を離すための

嘘だったんだ。」

「お父様にも別れて

欲しいと言われたわよ。」

俺は全てを話した。
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