*恋姫の奇跡*



「桜井さん?」


「あ…」



(全然気がつかなかったぁ。
だれ?)


窓側の席に座って、外を眺めてた。


今この時間に、他の生徒が残ってるなんて思わなかった。


振り向いた先には、教室の入り口に立っている男子生徒。


黒髪で、格好良くて、多分もてるんだろうなーっていうような…


(いわゆる、イケメンだぁ。)


あたしと視線があった瞬間に、爽やかにほほえむ彼。





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