*恋姫の奇跡*



「プッ…はははッ」


(え…)


あたしの表情が変だったのか、一見クールビューティな彼はいきなり笑い始めた。



「なっ何ですか!?」


(あたし今、どんな顔してたかな)



初対面の人に笑われるなんて。


なんてこと。



「や、あんたさ、やっぱ噂どうりだね。」



笑いをこらえながら彼は笑う。


きれいに整った顔を少しゆるませて。


窓からはいる風に、夕焼けに、よく似合う。





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