milk-ミルク-


「颯人、お前何が言いたいわけ?」




そう言うと、颯人はため息。


そして突っ込んでほしいのか、いきなり顔をキリッとして(部活時のときみたいに)


「俺は知っている!!」




えっと……

颯人、殴ってもいいですか?




「だから……」


俺は机をバンバン叩きながら

「な・に・を・だ・よ!!!!」



と叫んでみる。


クラスの奴らは無駄にテンションが高く、俺たちのアホらしい会話は耳に届いてないみたいだ。




「渉…、お前さあ……」




だ――――っ!!
もうイライラするっ!!!!


「言いたいことはなんだよっ!!!」


俺はハッキリそう言った。

今、


言わなきゃよかったと




俺はかなり後悔してる。
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