milk-ミルク-



―――――ビクン


と、肩が跳ねた。

俺はどーすればいい?



「渉真?」


日和は気を遣っているだけ
気を遣っているだけ
気を遣っているだけ



―――――……



静かに、日和の肩が俺の腕に当たった。


日和は傘の位置を変えて、

俺は微動だにせず



「はい、完了っ!!」





雨のバカヤロ―――…
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