milk-ミルク-


「渉真、なんか元気なくない?」



その日和の声にはっとして、

「別に、ないことない…けど」



と言葉を濁す。



「そう?まだ風邪治ってないんじゃない?」


「………ん」




ダメだ、気になってしょうがない。



「あのさ、日和」


「ん?」


俺は精一杯に息を吸って。




「明後日…、なんか予定ある?」
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