milk-ミルク-
「大丈夫?」
「あのなあ、大丈夫に見えるか?!コレで!!」
「大丈夫、じゃないみたいだね……、ドンマイ…」
「はあ――…………」
死にかけっつーのはこーゆうことを言うんすね、初めて経験しましたよ、はい。
「ま、ある意味俺は関係ないけど…、やっぱ心配するのが親友っつーもんよ」
と言いながら颯人は俺の背中に手を置く。
「……颯人、見ててくれるのかよお前」
「渉がいいなら?」
「………お前には居てほしい」
「どっかで見てるよ」