milk-ミルク-



とにかく急いで、日和を探した。


「たしか比奈の情報によれば、図書館裏だったと思う……」


「図書館裏?」




行ってやらあ、待ってろよコノヤロー……



いつの間にか小走り、


昇降口から出て、傘を持たずにタオルを被って図書館裏へと向かう途中。





あの人影、ピンクの傘。


「日和…………」


図書館裏へと向かう日和の人影を、





俺はしっかりと見た。
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