milk-ミルク-



その後、壊れたように、ロボットのように日和と笑いながら、

俺は着替えを始めるが…



「……日和、ちょっと外に」


「…あ、はいはいっ」


日和が出た瞬間に、颯人が入ってきた。




「…もぅ、部室で何襲ってんだよ!!」



ちっがーう……


「颯人、お前は大きな勘違いをしている」


2人で着替えを始め、颯人、さっきのおっさんのパンツを履いている。


まあそこは見て見ぬ振りでスルー。



「いや、アレは勘違いなんかじゃない!!だって見たもん!!」


「……何を」


「渉が日和ちゃんを!!」

颯人は大きく息を吸って


「押し倒していたあ……ぐぼっ!!」


颯人の腹に一発かまして、




「ぜってえ周りに聞こえてる…!!」


部室の網戸、



全開っっ!!!!!
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