milk-ミルク-








俺は身震いしたらしかった。


「……誰だよ」



視界が揺れた。


「…渉、どうする…?」


本当は殴りに行かなくちゃいけない。

日和の彼氏なら、
あの男を殴らなきゃいけないのに。





「……帰る」


「えっ…」


「また明日、颯人」






多分俺は、笑っていた日和を見て、かなりショックを受けたんだと思う。
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