milk-ミルク-






「……女です!!」


颯人のマヌケな声に、答える砂州又。




「……え…、てっきり男、日和ちゃんが浮気かと思った…」


颯人はホッとしたように言った。
日和は首と手を振って、


「うっ…浮気?!しないしない!!ありえないっ!!」


と焦りながら言った。

俺は自然と日和を凝視してしまう。


別にウソと思っている訳じゃない。
そう言った日和がかわいいと思ったのだ。




パチッと日和と目が合うと、
「しないよ!!しない!!絶対しないから!!」


と再び言った。
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