ねぇ、気づいてた?
委員会が終わってあたしは委員会が同じ香里と一緒に帰っていた。

帰りは雨が降っていた。



「そーいえばさ、美紀」

香里が悩んでいるような顔で話しかけてきた。


「うん?なに〜?」

「あのさ、今日琴美泣いてたじゃん?」

「うん」

「その理由うち聞いたのね?」

「うん 教えてくれた?」

「うん」

なんだったんだろう?
家で何かあったのかな?


「なんでだったの?」

「……見ちゃったんだって…」


……香里の言っている意味が分からない

「何を?」

「……朝美紀と涼が二人で会ってたとこ…」


えっ………
なんで?
それで泣いてたの……

えっ……まさか…


「…まさか琴美って涼の事まだ好きだったの…?」

あたしは恐る恐る聞いた。

「……そうみたいだよ」

香里は確かにそう答えた。



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