永遠の愛を教えて。

あたしが玄関先で立ったままでいると

近づいてきて

手の平を握りしめ

何人座れるんだろう?と思うほど、長い白い皮のソファーまで連れて行くと


「ほら、座って待っていてよ」と

あたしの肩をポンと押してソファーに座らせた。


そして

あたしが座ると


「テレビでも観て待っててよ」とテレビをつけると


広いキッチンに向かい


冷蔵庫を開けて
中に入っている材料を幾つか取り出し

手際よく
料理を作り始めた。


< 103 / 274 >

この作品をシェア

pagetop