永遠の愛を教えて。
「お父さんは!?」
青ざめた顔で俺のYシャツを握りしめながらお袋が聞いた。
「今ー…集中治療室中…」
「慎治!なにがあったのか話しなさい!」
お袋の迫力にたじろいだ…
「すみません!」
突然、美輝が叫んだ。
「あなたはー…?」
「あんた…誰?」
お袋と吾郎兄貴が美輝を見据えた。
「すみません!あたしのせいなんですー…」
「美輝!美輝は関係ない!俺が親父を怒らせたんだ!だから…興奮した親父が倒れてー…
悪いのは美輝じゃない。俺が悪いんだ!」
「慎治、分かるように説明しろ。」
吾郎兄貴が、冷静な口調で言った。