永遠の愛を教えて。
そんな俺に、親父は
「覚悟は、できているのか?」
「あぁ…できているよ」
「お前と結婚するという事が、どういうことか、あの娘は解っているのか?」
「さぁ~。今はまだ、全てを理解しろと言っても、難しいかもしれなけど、美輝なら、解ってくれと、信じているよ」
「そうか…私達の世界は、甘くないんだ。いつ、足を引っ張られ地獄を見る事になるかも分からない。
そんな世界だぞ。
そんな世界と無縁に過ごしてきた、世間知らずのお嬢さんに務まるような世界ではないぞ、もしかしたら、彼女が壊れるかもしれない。
それでも、お前は彼女を守り続ける覚悟はあるのか?」