永遠の愛を教えて。

「はい。もちろん。あります」



真っ直ぐ、親父の瞳を見つめた。



親父の言いたい事は分かっている。



この世界は、足の引っ張り合いだ。

金という強欲で縛られた世界。

いつ、地に堕とされるかも分からない。


そんな世界に、無垢な美輝を引きずり込む事は、本当はしていけないのかもしれない。




だがー…俺はー…





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